シンポジウム2 プログラム

シンポジウム2 放射線影響学会合同シンポジウム
タイトル:『遺伝性疾患と放射線・紫外線・化学物質による発がん影響』
A会場 パレアホール 9/16(水)14:20〜17.20
世話人:篠原 美紀(近畿大学)、富田 雅典(電力中央研究所)

テーマの概要とねらい:
家族性腫瘍や免疫不全などの原因となる遺伝性疾患の原因遺伝子には、放射線をはじめとして紫外線や化学物質等の外的要因に起因するDNA損傷や変異の蓄積から発がんを防ぐ機能に関わるものが多く、その機能解明は健康リスクやがん治療を考える上でも重要である。日本放射線影響学会との合同シンポジウムとして、遺伝性疾患と外的要因による発がん影響について議論し、課題を共有して今後の研究・学会交流を深めることを目的とする。

講師及び講演タイトル:
・篠原 美紀(近畿大学)
DNA二本鎖切断修復を誤りがちにする要因とその分子機構
Factors that make DNA double-strand break repair imprecise and its molecular mechanism.
・笹沼 博之(京都大学)
難治性DNA損傷修復とその破綻によるがん疾患発症の分子機構
Molecular mechanism of repair of DNA damages bearing blocking adducts.
・中別府 雄作(九州大学)
活性分子種による核酸の化学修飾に起因する病態とその防御機構
Molecular pathophysiology caused by chemical modifications of nucleic acids by reactive molecular species and the defense mechanisms.
・勝木 陽子(京都大学)
ファンコニ貧血原因遺伝子SLX4のユビキチン化経路を介した損傷集積メカニズム
The mechanism of the recruitment of SLX4 mediated by ubiquitination pathway during ICL repair.
・菅澤 薫(神戸大学)
色素性乾皮症タンパク質による紫外線誘発DNA損傷認識の生体内制御機構
In vivo regulation of UV-induced DNA damage recognition by xeroderma pigmentosum proteins.
・柿沼 志津子(量子科学技術研究開発機構)
遺伝性疾患の動物モデルにおける放射線被ばく後の発がんリスクとメカニズム
Carcinogenic risk and mechanisms after radiation exposure in animal models of inherited disease.
・古郡 麻子(大阪大学)
蛋白質複合体の動的構造解析によるDNA二本鎖切断修復機構の解明
Structural dynamics of protein complexes working in genome maintenance pathways.
・小松 賢志(京都大学)
ナイミーヘン症候群に見る放射線感受性と発がん性
Radiation sensitivity and tumorigenicity in Nijmegen breakage syndrome.